「スパイラルフリーザー 中古」で検索する前に。安易な中古導入が9割失敗する理由と、賢いコスト削減術

はじめに

数千万円の設備投資となるスパイラルフリーザー。「初期費用を少しでも抑えたい」と考えるのは、経営者として当然の判断です。

そのため、Googleで「スパイラルフリーザー 中古」「急速冷凍機 中古 価格」と検索されるお客様は後を絶ちません。

確かに、閉鎖した食品工場から出た中古機が市場に出回ることはあります。しかし、冷凍設備の専門メーカーとして、はっきりとお伝えしなければなりません。

「スパイラルフリーザーの中古導入は、非常にリスクが高い選択です」

トラックやフォークリフトのような汎用機とは違い、スパイラルフリーザーは「その工場専用」に設計された特注品だからです。安易に手を出すと、改造費や修理費で「結局、新品を買うより高くついた」という事態になりかねません。

本記事では、中古のスパイラルフリーザーに潜む「3つの致命的なリスク」と、中古のリスクを負わずにコストを抑えて新品を導入する「補助金活用」の可能性について解説します。


リスク1:「サイズ」と「能力」のミスマッチ

スパイラルフリーザーは、業務用の冷蔵庫のように「買ってきてコンセントを挿せば使える」ものではありません。

前の持ち主の工場に合わせて、ミリ単位で設計された「オーダーメイドスーツ」のようなものです。これをそのまま別の工場(貴社)に持ち込もうとすると、必ず物理的な無理が生じます。


製品高さ(段ピッチ)が合わない

最も多いトラブルがこれです。例えば、前の持ち主が「ハンバーグ(高さ20mm)」を流していた機械だと、ベルトの隙間(段ピッチ)が狭く設計されています。

そこに貴社が「ブロック肉(高さ100mm)」を流そうとしても、物理的に入りません。これを修正するには、タワー全体の組み直しが必要となり、新品を買うのに近い改造費がかかります。


入口・出口の向きが逆

スパイラルフリーザーは、工場のライン動線に合わせて「入口と出口の位置」を決めています。中古機を買うと、「出口が壁側に向いていてラインが繋がらない」「柱が邪魔で置けない」といった事態が頻発します。


リスク2:「衛生面」と「見えない劣化」

食品工場にとって最大のリスク、それは「菌汚染(コンタミネーション)」です。

中古のスパイラルフリーザーは、前の工場で何年、どのような環境で使われていたか、正確な履歴が分からないことがほとんどです。


断熱パネル内部の腐食

表面はきれいに清掃されていても、解体してみると「断熱パネルの中で結露水が腐っていた」「カビやサビが繁殖していた」というケースが多々あります。これらはリステリア菌などの温床となります。

一度汚染された断熱パネルを完全に洗浄するのは不可能で、交換するしかありません。


古い洗浄基準

10年前、20年前の機種は、現在のHACCP基準(サニタリー設計)に対応していないことが多く、洗浄しにくい「死角」だらけの構造になっている場合があります。

「安く買えた」と喜んでも、日々の洗浄に倍の時間がかかり、異物混入のリスクに怯えながら稼働させることになっては本末転倒です。



リスク3:「移設コスト」と「冷媒問題」

「本体価格が安いから」といって飛びつくと、後から請求される「見えないコスト」に驚愕することになります。


新品よりも高い?「移設・工事費」

スパイラルフリーザーを移設するには、以下の工程が必要です。

  1. 1. 前の工場での解体・搬出
  2. 2. 輸送(大型トラック数台分)
  3. 3. 貴社工場での搬入・組立・冷媒配管工事・電気工事

一度バラバラにして再度組み立てる工賃は、新品を設置するよりも手間がかかり、高額になります。本体がタダ同然でも、移設工事費だけで1,000万円近くかかることも珍しくありません。


法的に使えない?「冷媒ガス」の問題

古い中古機には、「R22」などの旧冷媒(フロン)を使用している冷凍機がセットになっていることが多いです。

これらの冷媒はすでに生産が全廃されており、故障しても修理用のガスが入手困難です。また、法規制により近い将来使用できなくなるリスクもあります。

結局、冷凍機だけは新品(自然冷媒など)に入れ替えることになり、トータルコストは跳ね上がります。



「新品=高い」の常識を覆す。高岡冷機の提案

ここまで読んで、「中古がダメなのは分かった。でも新品は予算オーバーだ…」と諦めかけている方へ。

実は、工夫次第で新品のスパイラルフリーザーを、中古に近い負担額で導入する方法があります。


1. 「補助金」の活用

国は今、環境性能の高い設備への投資を支援しています。

中古設備は対象外ですが、新品の「自然冷媒スパイラルフリーザー」などへの更新・導入であれば、各種補助金の対象となる可能性があります。

高岡冷機では、補助金対象となる省エネ設備の導入プランをご提案できます。「補助金を使って賢く導入したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。


2. 貴社に合わせた「オーダーメイド設計」

高岡冷機はメーカーです。カタログ品を売るのではなく、貴社の工場に合わせて一から設計します。

「この機能はいらないから安くしたい」「このスペースに収まる最小限のサイズにしたい」といったご要望に対し、必要な機能だけに絞った最適な設計をご提案することで、無駄なコストを省くことが可能です。


まとめ

長く稼働する設備こそ、最初が肝心です。

スパイラルフリーザーは、工場の心臓部です。心臓に、適合するか分からない中古品を移植するのはリスクが高すぎます。

「中古を検討していたが、リスクが怖い」

「新品でどれくらいコストを抑えられるか知りたい」

そのように思われた方は、まず高岡冷機にご相談ください。

中古業者と契約してしまう前に、補助金活用やオーダーメイド設計を含めた「新品導入のシミュレーション」をしてみませんか? 結果的に、それが最も安く、安全な選択になるはずです。


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